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主の洗礼の祝日  主の御公現の大祝日の次の日曜日(主の御公現が7日か8日の場合はその翌日の月曜日)


 主の洗礼の祝日は、主イエズス・キリストが洗礼者聖ヨハネからヨルダン川で洗礼を受けた後、福音宣教を開始したことを記念する祝日である。
 神であり人であるイエズスがその宣教に先立ち、衆人の模範として洗礼者ヨハネから洗礼を受けられる日、その日は洗礼者ヨハネにとって身に余る面目の日であった。その時ヨハネは遠くから近づき給う主の御姿を一瞥したばかりで、早くも周囲の人々に「見よ天主の子羊を!見よ世の罪を除き給う者を!」と告げ知らせた。そして主がいよいよ傍らに来て洗礼を望み給うや、ヨハネは恐懼おく能わず「私こそ貴方の洗礼を受けねばならぬ身でございますのに」と申し上げたが、イエズスが「それでも我等が正しき事を悉く果たすのは当然故」とたって御所望になるので、彼も感激にわななきつつ洗礼をお授けにすると、急に天開け聖霊が鳩の姿で主の上に降り、同時に天から声がして「これこそわが心を安んずるわが愛子である」と響き渡ったのである。